不良彼氏と胸キュン恋愛【完】



―――……


「つーか、そんなのどうでもいいから」


右の頬に感じる流星の手の平の熱。


あたしはハッと我にかえった。



「りゅう……せい?」


温かい流星の手の平の熱が、頬を伝って全身に回る。


それだけのことなのに、クラクラして倒れてしまいそう。


ダメ。近すぎるよ。このままじゃ、おかしくなりそう。