「違うならそんな必死で否定する必要ねぇだろ」 確かに流星の言うとおりだよ。 でもね、勘違いされたくないの。 流星が好きだから。 大好きだから。 こんなにも人を好きになるなんて思ってなかった。 流星のことを考えると胸が苦しくなって。 廊下ですれ違う度に胸がトキめいて。 目が合った日は、すべてのものがキラキラと輝いて。 流星に恋してからのあたしの毎日は、新鮮でとても楽しいものだった。