「お前らってどういう関係なんだよ」 腕を引かれて連れてこられたのは、二日前にきた空き教室。 後ろ手で扉を閉めるなり、流星はそう尋ねた。 「お前らってあたしと……誰?」 「さっきお前の腕掴んでた奴」 「智也とはただの幼なじみ……だよ?」 そう答えると、流星は眉間にしわを寄せて険しい表情を浮かべる。 流星……一体どうしちゃったの? あたしは首を傾げて流星の次の言葉を待った。