「……なっ!急に入ってきて何の用だよ!!」 あたしとアミが呆然としていると、智也が流星に詰め寄った。 向かい合う二人の間に漂う険悪な雰囲気。 智也より5センチ以上大きい流星は、冷めた目で智也を見下ろす。 「お前に用はねぇよ」 「だったら花音に何の用だ!!」 「別に。お前に話す必要ないだろ」 流星は無表情のままそう言うと、体の向きをあたしのほうに変えた。