「学校でだって、流星は注目の的だし、女の子の憧れの存在だもん!!」


「そんなんじゃねぇよ」


「流星は知らないかもしれないけど、ファンクラブだってあるんだから」


「なんだそれ、くだらねぇ」


「それくらい、流星が女の子に人気ってことだよ。流星と付き合えて嬉しいけど、心配事も多いんだよ?」


それは俺だって一緒だ。


花音は校内のアイドル的存在で。


いつもニコニコしていて誰に対しても優しい花音は男から絶大な人気を得ている。


でも、本人はそれを全く自覚していない。