「おい、ここに早川こなかったか?」 「……へっ?」 「だから、2年B組の早川流星だ。あいつを探してるんだが、どこにもいなくてな」 流星の担任はキョロキョロと辺りを見渡しながらこちらに近付いてくる。 流星は先生が来るのをいち早く察知して、窓から逃げたんだ。 足音が聞こえたのかな……?それとも気配を察知した? どっちにしろ、流星はやっぱりただものじゃない。