いやだよ……。聞きたくないよ……。 「……――おい、どうした」 その時、流星があたしの顔を覗き込んだ。 「具合でも悪いか?」 「えっ……?」 心配そうな表情を浮かべた流星はそっとあたしのおでこに手を伸ばす。 「熱はねぇな。俺、花音と先戻るわ」 そう言ってあたしの腕を掴んで立ち上がらせようとした流星。 あたしは思わずその手をパッと振り払った。