「流星、喜んでくれるかなぁ……」


もうダメ。早く渡したくてウズウズしちゃう!!


ポツリとそう呟いた時。


「……――矢口。さっきから何ニヤニヤしてるんだ」


「へっ?」


その瞬間、目の前からパッと紙袋が消えた。