不良彼氏と胸キュン恋愛【完】

「バーカ。覚えてるに決まってんだろ。つーか、俺はお前の真似しただけ」


「へっ?」


「前、偶然花音が小学生に傘渡してんの見てさ。『お姉ちゃんは大丈夫だから、これ使いな?』とか言っててさ。バカみたいに親切なやつがいるなって思ってたら花音だった」


「あ~……、確かにそんなこともあったような……」


自分がされたことは覚えてても、したことは案外覚えてないものなんだなぁ……。


そう呟くと、流星はピタリとその場に立ち止まった。