あれから三日が経った。 流星は処分が決まるまで自宅待機を言い渡されているから、学校には顔を出さない。 「……ハァ。またかぁ……」 下駄箱の中に入れられていた砂利を手で払いながら溜息を吐く。 こう毎日砂を入れられては、上履きが薄汚れてしまう。 お母さんがこの上履きを見たら、きっと心配する。 『誰かにイジメられてるの?』 って、泣きそうな顔をして聞いてくるに違いない。