毎日のように電話をかけたり、メールをしたり必死に美尋ちゃんに尽くしたコウタ君。


だけど、徐々に美尋ちゃんは本性を露わした。


コウタ君と二人っきりになるのを避けて、どんな時でも流星を誘った。


そして、コウタ君の前で美尋ちゃんは露骨に流星にアプローチし始めた。



「美尋が狙ってたのは、最初から流星だったんだ。コウタのことなんてこれぽっちも好きじゃなった」


「それで……?コウタ君はどうなっちゃったの?」


アミの喉仏が一度上下する。


あたしはジッとケント君の話に耳を傾けた。