不良彼氏と胸キュン恋愛【完】

「じゃあな」


一言だけぶっきら棒にそう言うと、流星はあたしに背中を向けた。


その途端、急に寂しくなって。


会うのがこれで最後なわけじゃない。


明日になれば、同じ学校で授業を受けて。


周りのみんなに大騒ぎされながらも、あたしは流星と一緒にいて。


それなのになんでこんな気持ちになるんだろう。


一瞬たりとも離れていたくないよ……。


「……――待って!!」


そう叫ぶと同時に、あたしは流星の指先をギュッと掴んでいた。