ずっとずっと大好きだった早川君と初めてまともに喋れたんだから。 廊下ですれ違うだけで、嬉しくてたまらなくて。 心臓がおかしくなるってくらい、高鳴って。 食堂の中にいる早川君を見つけただけで、幸せな気持ちになったりもした。 隣のクラスとの合同授業の日は、前日からワクワクして。 自分でもバカみたいって思うけど、あたしにとってはそれがささやかな幸せだったの。 だから、ずっと目で追い続ける存在でしかなかった早川君と喋れたことは、あたしにとって奇跡的なことだったんだよ。