流星の家にやってきたのも、入るのも今日が初めて。


だけど、あまりの激痛に喜びに浸る間もない。


「痛い……よぉ……」


ベッドの中で痛みに身をよじっているあたしの横で、流星はどうしたらいいのか分からない様子だった。


グッと堪えないといけないのに、どうしても声が漏れる。


流星にこんな姿を見せるのは情けないけど、恥ずかしいという感情すら痛みには勝てなくて。


「うぅ……」とか「ハァ……」とか。


変な声を出して痛みを堪えていると、腰のあたりに何かが触れた。