「一回目は見逃してやるよ。ただ、今度花音に手出したらただじゃおかねぇからな」 流星はゆっくりとした動作でしゃがみ込み、地面に座り込む智也と同じ視線になった。 低くドスのきいた声。 相手を威嚇するような鋭い視線。 流星の体中から漂う怒りのオーラに智也は顔をあげることはできなくて。 「無理矢理したことは……悪かった。でも、俺は花音が……――」 「お前の気持ちなんて知らねぇよ。つーか、お前は俺にどうしてほしいんだよ」 「……それは……」 「花音を譲ってくれとか、そういうことなわけ?」