数人の派手な男の子達の真ん中にいた流星。 その周りを囲むように立って顔を赤らめている女子生徒達。 女の子達のお目当てが流星だって手に取る様に分かる。 「……――っ」 そう考えると、胸がチクっと痛んで。 流星がモテるのは付き合う前から知っていたはずなのにな……。 「あっ、ケントもいる!花音、いこっ?」 「え、あっ……うん」 アミは目をキラキラと輝かせて、あたしの手を掴んで走り出した。