ちょっと待って。 もしかしてさっき、あたし……自己紹介したんだっけ? あれれ?そうだったっけ? そんな気もするし、違う気もする。 あ~、もうダメ!!何にも考えらんないよ。 早川君の手の平の熱が髪の毛を通してあたしの全身にグルグル回ってるみたい。 一気に体が熱を帯びる。 ああ、もうダメかも……。 めまいがしちゃいそう。 倒れてしまわないようにグッと両ひざに力を込めて、 「あのっ……早川君……?」 背の高い早川君に視線を送るために顔を少しだけ持ち上げる。