「流星が絡んだんだって~?ごめんなぁ?」
ケント君は陽気な調子で智也に謝る。
「いや、別に絡まれたわけじゃ……」
智也はケント君の背後に現れた強面の集団に気付いて、気まずそうに呟いた。
その集団は、みんな派手でかなり近付きにくい。
金髪、ドレッド、スキンヘッド。
みんな校則なんておかまいなしに、好き勝手な格好をしている。
うちの学校はどちらかといったら自由な方だけど、流星達のいる集団はずば抜けている。
流星がその集団の中心的な人物なのは、智也だって知っているはず。
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