「あっ……――」 その時、一瞬だけ触れ合った指先。 指先がジンジンと痺れて、頭がクラクラする。 あたし今、早川君と喋ってるんだよね……? 携帯まで拾ってもらって、多分、顔も覚えてもらった。 『変な奴』としてだけど。 ただそれが嬉しくて、思わず笑顔が漏れる。 「あの、早川君!携帯……どうも、ありがとう!!」 どこで拾ってくれたのか分からないけど、助かった。 というか、携帯を落とした自分、よくやった!! お礼を言うと、彼は何故かフッと鋭い目を細めた。