「5分だけ話さへん!?」

「ツレとはぐれちゃってさ~」



こいつ、喋れねーのか?


「俺、東谷 稔。お前は?」



そう、先ずは 俺が名乗らなきゃな。



「さっきから、お前って! あたしに言ってんの?」


おっ! 喋れんじゃん♪


しかし、睨みをきかし 冷めた口調で こいつ何なんだ!?


「そうたけど‥」


「……」


「お前、何て呼べばいい?」




そう言ってるとき、お前に迎えが来たんだ。