「…こいつ見てくれ」 「蓮、久しぶりねぇ。最近来ないから心配してたのよ?」 蓮さんに連れて来られたのは、小さな病院だった。 「…挨拶はいいから早くこいつを見てくれ」 「はいはい」 蓮さんと話しているのは綺麗な女の人…。20代くらいかな…? 最近来ないって…前までは此処に通ってたのかな。 「えーと……」 「夢月です」 「夢月ちゃんね。蓮、こっちのベットに」 「……あぁ」 蓮さんはあたしをベットの上に優しく降ろした。 「蓮は外で待ってて」 「……わかった」