「あ〜ブランコ何年ぶりだろーっ!!」

「あ、亜里沙っ!そんなにこいだらブランコが壊れるよ!」

「あたしよりブランコの心配〜?」


亜里沙は全力でブランコをこいでいる。ブランコが壊れないか心配。


「ゆーづーきーっ!!」

「なーにーっ!」


ブランコをこぎながら空へ向かって叫ぶ。


「あたしはーっ!!夢月の味方だーっ!!」

「えっ………」


ブランコをこぐ足が止まる。


「夢月は一人じゃないからーっ!!」

「…亜…里沙……」

「話とか聞くからーっ!!」

「っふ…ぐすっ……」


亜里沙の言葉が嬉しくて、次から次へと涙が溢れる。

「一人でっ…ぐすっ…悩まないでーっ!!」


叫んでる亜里沙も泣いている。


…亜里沙…………
この時、あたしがどれだけ亜里沙に救われたか知ってる…?


亜里沙があたしの親友だった事。あたしの自慢です。