ピピピピピー・・・・。
いつものように目覚ましが鳴る。
今日は合宿だから早めに目覚ましをセットした。
合宿ってことは・・・いつもより多く先輩と居られる~。
先輩、早く会いたいです。
一分でも多く一緒に居たい。
・・・これが恋なんだなぁ。
あたしはジャージに着替えて家を出た。
今は午前5時だからまだ暗い。
はぁ―・・・寂しいな。
あたしは暗い夜の道をトボトボ歩いた。
学校についてみんなでバスに乗り込んだ。
あたしの隣は・・・
「智先輩・・?」
「おう!さえ」
「・・・隣失礼します」
あたしは智先輩の隣に座った。
どうしよう。
すごい近いよ。それに・・ドキドキする。
・・・先輩。
「合宿はきついけど頑張ろうな」
「はい!」
「あ、でもさえは特別に簡単だから」
「え?」
「大事なマネージャーにそこまでしねぇーよ」
なんだか嬉しいな。
あたし、大事にされてる。
よし!今日は頑張るぞ!
それから2時間くらいして合宿所に着いた。
あたしは女だから部屋は一人。
広い部屋にあたしの荷物を置いて外に出た。
あたしは深く息をすって、
「じゃあ始めます!アップ30分完走!スタート」
あたしの合図でみんながいっせいに走り出した。
一分一分声を出す。
あたしもちょくちょく走ったりする。
「ラスト10秒!9、8,7,6,5,4,3,3,2,1、終わり!!」
みんなは「きつー」って座り込む。
「みんな疲れ様です」
あたしはシュッと霧吹きを掻ける。
「休憩2分ですよ」
「おっすー」
あたしは霧吹きの水の入れ替えをした。
「次は練習試合です」
そういうとみんながそれぞれの位置につく。
・・・すごいなぁ。
サッカー部の人はみんなすごいと思う。
みんなすごい汗。
それほどすごい頑張ってるんだな。
それからいろいろなメニューをした。
「今日の練習はこれで終わりですお疲れ様でした!」
みんなが汗を拭いたりしてる時あたしは夕飯の材料の買い出しに行くことにした。
初めての場所だからちょっと不安だけど行こう。
・・・すごーい。
初めて来たこの辺のスーパーは驚くほど広い。
だからどこに何があるのかすごい迷った。
今日はカレーにしよう。
あたしはいろんな食料を買った。