瑠偉がふと、後ろを見ると 「………。」 『………?』 なぜか少し寂しそうな沖田。 元々、沖田は瑠偉と食べたいから誘ったのだ。 瑠偉が帰るとなると、寂しいのだろう。 そんなコトは全く知らない瑠偉は、食べたりないのだろうと思い、 『はい、沖田さん。あーん。』 「え?――ムグッ。」 持っていた団子を、沖田の口に入れた。 「―――!!」 『これで機嫌なおしてくださいよ、……ね?』 真っ赤になる沖田を置いて 瑠偉は甘味屋を後にした。 *END*