「ミー(とりあえず人気のないところに行くか…)」


屯所内で人気のないところ…………無いな。

原田のアホが部下を引き連れて至る所を走り回ってるからな。

何の目的も無しに何かを捜そうとしてるんだ。馬鹿め。


どっかの部屋の押し入れに隠れた方が得策だと思い、歩き出したが
はた、と歩みを止めた。


思ったんだが…
元に戻ったときの私って、服着てるのか…?

まさか、はだk……いや、考えるのはやめよう。



早く隠れないと、ぼちぼち人が起き出す。

私は近くにあった無人の部屋の押し入れに隠れた。


空気が埃っぽいけど
我慢するしかない。


暗い中、とりあえず丸まって目を閉じていると

いつの間にか
雨の音を子守歌にして眠っていた。