なんとなく腑に落ちない瑠偉はその気持ちを抑えて道場へと向かう。
――ガラッ
「失礼しまー…」
――ドスッ
「………。」
引き戸を開けた途端、瑠偉の真横の壁に木刀が刺さった。
「うわー!瑠偉!やっべ、すまん!新八と試合やってたらつい…」
どうやら木刀を飛ばしたのは原田のようで、それを避けた永倉は苦笑していた。
「別に怒ってませんよ(やり返したいけど)。私の注意不足でもあるんで(ほとんどは原田さんのせいだがな)。」
「なんか聞こえるぅぅぅう!」
「あは、左乃ってば無知だね。あれは心の声という名の真っ黒い本音だよ。」
「何言ってんですか永倉さん。……原田さんが無知なのは元からでしょう。」
「突っ込むのそこ!?」
もう俺瑠偉が分かんない!新八も分かんない!と叫ぶ原田さんがうるさかったので、とりあえずひっぱたいておいた。



