それはある日の昼下がり



「土方ー。」


瑠偉が土方の部屋の襖を開けると


―――ガタガタガタっ、ベシャッ


「お、おう…瑠偉。」


「あはは…、こんにちは、瑠偉さん。」



なんか凄い音と、焦った顔をした土方と沖田がいた。


瑠偉は首を傾げる。



「なんか…潰れた音がしたけど。」


「気にすんなっ!幻聴だ!」


「そうです瑠偉さん!幻聴です!疲れてるんですね!広間で休んでいたらどうですか!?」



(此処って私の部屋でもあるのに…なんで広間に行かなきゃいけないんだ?)


瑠偉は考えを巡らせるも、分からない。