何故か私、不良の彼女になりました



あまりの近さと怖さに、ひっ、と叫びを上げそうになったが、相手はマキなので押さえる。

こくこくと何度も頷くと、やっと離してくれた。

ふへはぁ、と情けない息をつく円香。


「…円香、コイツと一緒で平気?」

「え?」


気付いたら、道にはふたつの別れ道があった。

いつもここで別れ、ここがマキとの朝の集合場所。


(そっか…、マキちゃん向こうだもんね)


やっと理解出来た。


「…おい、誰がコイツだ」


そんな時、隣から低い声が耳に響く。