ハナウタ

これが、"カヤ"のような気がして

これが、"俺"のような気がして




この胸が痛い程の郷愁が、どこから来るのか、俺にはわからなくて…








俺はその絵からしばらく目が離せなかった。




















「一人暮らし、なんだな」

「うん。心配かけちゃうけど、この方が、家族のこと好きでいられるし」

「あの、さ」

「え?」

「もう…描かねぇの?…絵」

「…………あぁ」








俺の質問の意味に、カヤはすぐに思い至ったようだった。


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