私が"カヤ"と出会ったのは小学校6年の春。
彼女はふらりと私の通っていた小学校に転校してきた。


彼女の第一印象は"不思議な子"。
いつもなんともなしに色んな所へせわしなく動かす視線とは裏腹にその口から出る言葉は理知的で重い。






外見的特徴は一貫しておとなしそうだったためにその内に秘められた性質は全く異質のものでひどく惹かれたのを覚えている。





そう、だから私は彼女を知りたいと思ったのかもしれない。











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