そうだなぁ、

人の愚かさに気付いたって正せない。

真っ直ぐな人が悲しい目に合う。



そんな事にジレンマを感じて、
あやふやになっているのが僕だから…


僕はもう、目を閉じていたいな。
何もわからなくて、鼻唄を歌う余裕があるくらい。
そんな余裕があるように、"なんとなく"楽しんで行けたら、

きっと心の何処かは淋しくなるけど、その分苦しい想いはしなくて済む気がするから。






俯くよりは、空を見ながら。

呟くよりは、唄うように。




僕は、シンプルに生きたい。
色んな事を考えずに。




きっと、あの痛みを誰よりも恐れてる。







僕は、それに関しては誰よりも臆病だから。

























視界の遥か遠くに見える半島に、光が差し込んでいるのが見える。












頭上に渡り出した雲を見て、雨が降るかな、と一人ごちた。