茜の家に着き、インターホンを鳴らすが誰も出ない。
茜の携帯にメールや電話をしてもやはり反応はなし。
迷惑かもしれないけど、もう1回だけインターホンを鳴らそう。
「こんな時間だし、茜のお母さん達も寝てるよね…」
暫くすると、ドアからガチャガチャと音がした。
そして出て来たのは茜のお母さんだった。
「…ん?静音ちゃんじゃないか。おはよう、早いね」
「おはようございます。朝早くにすみません。あの、茜は?」
「茜?」
茜のお母さんは振り向き、大きな声で茜を呼ぶ。
だが、全く返事はない。
「どうやら寝ているみたいだね。何かあったのかい?」
「えっと、今日修学旅行で早く出ないといけないんですけど…」
「え?修学旅行?え?今日?」
どうやら茜のお母さんは今日から修学旅行なことは知らなかった様子。
青ざめた顔をすると、走って茜の部屋のある方へと向かった。
すると、大きな怒鳴り声が聞こえてくる。
『茜!!あんた今日修学旅行だって!?なんで言わないの!?…………はぁ!?言ってなかった?じゃないよ!?全く聞いてないからね!?』
…大丈夫かな、茜。

