1週間後。
修学旅行に向けて班で準備をしたり、部活は出来る限りたくさんの依頼をしたり…
そんなこんなであっという間に修学旅行当日となった。
現在の時刻は5時前。
眠たくて今にも閉じてしまいそうな目を擦りながら、荷物の最終確認を行っている。
「集合時間もう少し遅くてもいいのに…」
集合時間は6時30分。
いつも学校に行く時間より2時間近く早い。
携帯のランプが点滅していることに気付き、確認すると鈴菜からメールが来ていた。
『静ちゃん、おはよう!茜ちゃんにメールをしても電話をしても全く反応がないんだけど大丈夫かな??』
と。
大丈夫な気が全くしない。
多分…いや、ほぼ確実に茜は寝ているに違いない。
これは直接起こしに行ったほうがいい気がする。
急いでキャリーバックを閉め、携帯を手に持つがあることに気付いた。
「あ…充電がやばい…」
私の携帯の充電は残り9%。
出るまで少しの間だけでも充電しておいたほうがよさそうだ。
充電器に差しこみ、足早に下へと降りると凪さんがいた。
「静音様、おはようございます。準備のお手伝いを致しましょうか?」
「あ、凪さんおはよう!もう終わったから大丈夫だよ。あと、ちょっと茜を起こしに行って来るね。まだ寝てるみたいだから…」
「左様でございますか。私が行って参りましょうか?」
「ううん、大丈夫。それじゃ、行って来るね!」
「はい。いってらっしゃいませ」
茜の家までは走って8分程度。
準備が出来ているかも心配だから急いで行こう。

