放課後になり、部室へと行くと柚希ちゃんがいた。
私に気付くと、ぱっと笑顔になり、駆け寄ってくる。
「せんぱーい!!お久しぶりでーす!!」
「こんにちは、柚希ちゃん。久しぶりではないと思うけど?」
「いいえ!私にとってはお久しぶりです!昨日は先輩に会えなくて寂しかったんですよ…」
昨日は会わなかったけど、一昨日に会ったばかり。
だけど、柚希ちゃんにとっては久しぶりのようだ。
いつも通り、部室のドアの横に掛けている札を「外出中」から「受付中」へと裏返し、中へと入った。
「そういえば今日、修学旅行の行き先が決まったんですよね?先輩はどこになったんですか?」
「京都だよ」
「京都って日本じゃないですか。良かった~!」
「良かった?」
「はい!私も行けます!!」
私も行けます…?
え。まさかだけど、柚希ちゃんも修学旅行に来る気じゃ…。

