奏十は溜め息をつくと、説明を始める。
「あのな、如月。多数決で決めるって言ったよな?そしてあの流れ的に京都って選択肢はなくなるだろ」
「俺様は京都に行きたい」
「如月が京都に行きたいのはわかった。でも、多数決だから京都はなしで、あと2つから決めて」
「んー……北海道も福岡も行きたいが、やっぱりどうしても京都がいい。京都に行きたい。京都が俺様を呼んでいる」
どうしても京都は譲れない様子。
皆は顔を合わせると、苦笑いをした。
どうやら考えついたことは同じらしい。
「…わかった。じゃ、一の行きたがってる京都にするか」
「本当か!?」
「王子ってやっぱ我儘なんだねー。しょうがないなー」
「もう決めるの面倒だしいいや。どこでも」
「良かったね、一くん」
「あぁっ…!!お前ら優しいな!!」
まぁ、正直なところ割と皆はどこでも良かったんだと思う。

