本当、最悪…ありえない…。 しかもよりによって柊也とか…。 この際、見たなら見たで正直に言ってほしい。 「見たんでしょ!?」 「だから見てねぇ」 「じゃぁ、どうやって着替えさせれるのよ!?」 「…どうにかして」 「どうにかしてってできないでしょうが!っていうか、顔を逸らすな!」 私は柊也の顔を両手で挟み、正面に向ける。 「てめぇ、触んな!近づくな!」 「今は関係ない!!」 私と柊也は言い争っていて、ドアが開いたことには気がつかなかった。