「ええええぇぇえ!!??ちょっ一先輩何したんですか!!!??」
「お、俺様は何もしてねーよ!!!」
「おいおいおいこれどこに出るんだっ!!??」
一列に滑る。
急すぎて何が起こったのかわからないまま…
目の前に光が見えると、柔らかいものの上に着地した。
どでかいクッションみたいだ。
後ろを見ると、おそらく俺たちが滑り出てきたであろう穴が見える。
また目の前に目線を戻すと、エレベーターがあった。
「はぁ…びっくりした……。先輩方、無事ですか?」
「あ…あぁ…。なんだったんだ…俺様にはさっぱりわからん……」
「ここってカラクリ屋敷、とおっしゃっていましたよね。先程、若が床がへこんだとおっしゃってたのと関係があるのでは?」
「なるほどな。一が仕掛けのスイッチを踏んだってことか」
そのせいで床がなくなり、ここまで滑り落ちてきた…と。
エレベーターは作動しており、それに乗る。
着いた場所はついさっきまでいた1階だ。
30分以内という制限時間が用いられた意味がなんとなくわかった。
「仕掛けを作動させないように進まないと駄目ですね。気を付けてくださいよ、一先輩」
「なんで俺様だけ!?」
「さっき作動させたじゃないですかー」
「わ、わざとじゃねーし…」
進んでは戻されを繰り返されると制限時間内に行くのは難しい。
それにさっきみたいに戻されるだけの仕掛けじゃないかもしれない。
まじで気をつけねぇと。

