数十秒後、送られてきたメールで俺は溜息をついた。
これはやばい。わざととしか思えない。
返ってきたメールには『おくじょう』と書かれいてる。
今いる楽器保管庫は地下1階だ。
そして屋上は10階。
エレベーターは使えない為、自力で階段で上がるしかない。
「おいおいまじかよ…」
「流石に運動部の俺もきついですよ…。柊也先輩大丈夫ですか?」
「無理」
現在、3時38分。
確実に走らないといけない。
俺の脚大丈夫か…?
「というか屋上って東と西に分かれてますけどどっちなんですかね?」
「答えが②だったから西だな。東か西かで言ってる奴らが多いが、正式名所は第一屋上と第二屋上だから」
「へぇ、知らなかった。仁先輩ってよく覚えてますね」
「まぁ生徒会長やってるしな」
「第二屋上の方だな!もたもたしてねーで行くぞ!」
一番に走り上がって行く一。
なんであいつはあんなに元気なんだ…。
いつきもすぐに一の後を追って上がって行った。
「…しょうがねぇ。俺たちも行くか」
「ですね。柊也先輩頑張るしかないですよ」
「…………」
そうだよな。
どう考えても自力で走って上るしかないよな。
意を決し、一達の後を追った。

