中には色んな種類の楽器が置かれていた。
よく使用している楽器は吹奏楽部の部室の隣や音楽室に置かれているようだが、ここには滅多に使用しない楽器が置かれているらしい。
その為、あまり見た事のない物珍しい形をした楽器などがある。
「で、答えは③だったのか?」
「はい。でも楽器保管庫と数字の3って思いつかないんですよねー」
「ぱっと見、白い封筒っぽいのもないな」
理科室も麻雀部も入ればすぐわかるような場所にあったが、ここはない。
やっぱり数字の3が重要なのか…?
辺りを見渡すと、エレクトーンが目に付いた。
上鍵盤と下鍵盤、そしてペダル鍵盤の合計3つ鍵盤のある楽器だ。
そう3つ…3つ。
「どーした、しゅーや?」
エレクトーンの近くへと行き、下を覗いてみる。
すると、白い封筒がセロハンテープで貼られていた。
…まじか。
「あった」
「ほんとですか!?柊也先輩ナイス~」
紙を取り出し、中を確認。
『第七問。浅井静音と一緒にいるメイドの名前は?
①夏 ②凪 ③麦 ④成』
メイドってあのメイドのことだよな?
確か…凪だったっけ。
「浅井さんはメイドを雇われているんですか?」
「アイツが雇っているというか…まぁ俺もよくわからないけど多分雇ってるわけではないと思う」
「凪さん、でしたよね?」
「凪?メイド…ナギ……いつき…もしかして」
「いや…まさか。きっと違いますよ」
「そう…だよな」
「どうしたんですか?先輩方知ってるんですか、凪さんを」
「いえ。きっと人違いですので」
悠は首を傾げながら、『②』とメールを送った。

