マスターキーを取り、理科室へと向かった。
「とりあえず、第一理科室から潰すか」
「なんでうちの学校って理科室だけで5つもあるんですかね…」
理科室といえど、第1~第5まである。
生徒数が多い分、色んな教室が多い。
1年の頃はよく迷った。今もたまに迷うけど…。
第一理科室へと入るとすぐ目の前に人体模型が。
「おわっ!?!?」
「若、一々驚かないでください。ただの人体模型です」
「いやふつーこんなもんが入ってすぐあれば驚くだろ。驚かねーお前らの方がおかしい」
人体模型は手を前に出しており、その手のひらの上にはまた白い封筒が置かれている。
仁は封筒を手に取ると、紙を取り出す。
そこにはまた問題が書かれていた。
『第二問。一ノ瀬柊也が入部後、初めて行った依頼は?
①入学式の片づけ ②テニス部のヘルプ ③新聞部への注意 ④悩み相談』
俺が入部したのって…約9ヶ月くらい前だ。
仁に頼まれて、静音と新聞部に行き、栗原と笹島の雰囲気にドン引きした覚えはある。
つーか、注意をしに行っただけのはずがなぜか違う方向にいった気がする。
「柊也先輩、どれなんですか?俺らじゃわからないんですけど」
「③」
「③…あーそういや俺が頼んだやつだったな」
「依頼主は仁先輩だったんですか」
「どうしても新聞部には行きたくなくてな」
「新聞部ってあのバカップルで有名な先輩方がいる部活ですよね」
「そうそう」
栗原と笹島のバカップルはやっぱり有名なのか。

