店内に入ると、お客さんがまばらにいた。
まだ10時頃だから混んでないみたい。
一くんは店内をキョロキョロと見渡す。
「いらっしゃいませ。2名様でしょうか?」
「えっ…いや……こういう時なんて言えばいいんだ…?」
そうこっそり私に耳打ちをしてくる。
ついてきてあげて良かったかも。
「いえ、連れが先に来ていると思うんですけど」
「あ!あそこだ」
一くんが指を差した先には3人の男の子達がいた。
1人はゲームをしている様子で、あと2人は後ろ姿でよくわからない。
「確認して来ますので、少々お待ちいただけますか?」
「はい」
店員さんは3人組のところへと行く。
「どうしてわかったの?」
「服装とか教えてもらってた。ほら」
メールを見せてくれる。
そこには3人組の大まかな服装が書かれていた。
確かにあの3人組で間違えはなさそう。
店員さんは確認が取れたようで、案内をしてくれた。
「では、ごゆっくりとどうぞ」
正面でゲームをしていた男の子は2人の方へと座り、私と一くんは横に並んで座る。
どうも私が一緒にいることが疑問らしく、目線が送られる。
そりゃそうだよね。

