裏生徒会部



そんなことを考えているのも束の間。

到着のアナウンスが流れ、電車は時刻通りに到着した。

やっぱり遅延なんてなかったみたい。


「ほら、来たよ…って一くん?」

「す…」

「す?」

「すげー…時刻通りにくるなんて……すげー!どうなってるんだ…!!」


なぜか感動している。

電車に乗った後もまだ感動はおさまっていない様子。

どうやら、一くんの国では到着予定時刻より10分くらいは遅れてくるのが普通だそう。

到着予定時刻にぴったりくるほうがまれみたいだ。

日本は時間ぴったりだから外国人は驚く人が多いってテレビとかで見たことあったけど、本当なんだ。

三駅目を過ぎ、目的の場所。第二公園前の駅に着いた。


「ファミレスは…あそこだね。他の人達はもう着いてるの?」

「おー。もう入ってるみたいだな」

「そっか。じゃ、楽しんで来てね」

「え?」

「え?」

「いや、静音も一緒に行くぞ」

「えっ!?私も!?」


そんな予定はなかった。というかあるわけがない。

私にとっては全く知らない人達だし。

買い物でもして帰ろうかと思っていたのだけど…


「いやいやいや、私行ってもわけがわからないよ。相手も私も!」

「大丈夫、ちゃんと紹介するから。嫁だって」

「もっとわけがわからないから!」

「頼む静音。一緒に来てくれ」


手を合わせ、少し頭を下げる。

もしかしたら少しだけ不安なのかもしれない。

そんなことを思ってしまうと、断れない。


「…わかった。でも嫁とか言っちゃ駄目だからね」