放課後になり、部室に着いた瞬間、私は今日もまた連行される。
勿論、生徒会長様に。
柊也は「またか」と、苦い顔をして私を見送った。
「今日は昨日の続きな」
そしてリストを渡される。
ちゃんと紙が枚数分あるか、他のクラスの紙が混ざっていないか等をチェックしていき、仁が作っていた箱にいれていくようだ。
そして組を書いた付箋を箱に貼る。
貼り終わったら、隅にどんどん積み上げていくという流れ。
「央達は?」
「皆、それぞれの仕事してる」
「忙しいね」
「まぁもう一ヶ月切ってるからな。とりあえず、この作業が終わればお前も連行しないから」
ちょっとその言葉は信用ならない。
なんやかんやで月曜日も来そうだ。
紙の枚数を数え、間違いがないかリストを見ながらチェックをし、最後に付箋を貼って箱を隅へと置く。
仁は途中、電話で指示を出しながらも手際よく作業をしていた。
顔は文句なしの超絶イケメンだし、頭いいし、家はお金持ちだし、表向きの性格はいい…そりゃモテるよね。
よく恋愛相談される中で仁の名前が出るのも納得する。
「仁って彼女いるの?」
「なんだよ急に。いないけど」
そうだよね。仁が彼女っぽい人といるところは見たことない。
というより、いつも「ゆいちゃん、ゆいちゃん」ってゆいちゃんを可愛がってるけど…
これは本当に好き、の方なのか。
それとも後輩として好きだから可愛がってるのかがわからない。
「ねぇ、仁ってゆいちゃんのこと好きだよね?」
「好きだけど」
「それってちゃんと女の子として?それとも後輩として?」
「両方」
「え。両方って」
まさかの両方。どっちなのか答えると思ったのに。

