悠くんは「んー…」となにやら考え事をしていた。
「どうしたの?」
「静音先輩って宮井とどういった関係なんですか?」
「どういった関係…?」
「中学時代からの先輩後輩、とか。そんな感じの」
柚希ちゃんと私の関係…。
初めて会ったのは入学式の時に、私が急いでてぶつかって。
その時は柚希ちゃんの名前は知らなかった。
その後、つい最近また同じようにぶつかって…で、名前を教えてもらって。
それからほとんど毎日会うようになった気がする。
というか2回目にぶつかった時、私の名前を知ってた…よね。
裏生徒会部だから知られている事は多々あるし、そのせいかな。
「ちゃんと話したりしだしたのは最近のことだよ」
「え、最近なんですか?」
「うん。どうかした?」
「いや…ちょっと。なんか宮井って静音先輩に対する対応とその他に対する対応が明らかに違う気がするんですよね」
私に対する対応と他の人に対する対応…
一くんには確かに冷たかったけど、柊也とはここ最近仲良くしている気がするし、私だけ特別違うって気はあまりしない。
「うーん…あんまりそんな気はしないけど」
「そうですか?俺の気のせいですかね」
「多分」
悠くんはあまり納得していない様子で、缶ジュースを飲む。
柚希ちゃんはいい子だと思うし、きっと悠くんの気のせいだと思うけどなぁ。

