次の日。
今日もまた静音は仁に連れ去られて行った。
どうやら来月の修学旅行の準備を手伝っている様子。
月桜の修学旅行は他校とスケールが物凄く違うらしい。
まぁ人数もすげー多いし、その分準備に時間がかかるみたいだからな。
ということで今日も1人。
また暇な時間が始ま…
『しゅ・う・や~♡』
嫌な声が廊下から聞こえた気がする。
どうか気のせいであって欲しい。
が、やはり気のせいではなかった。
「やっぱりいた♪ってあれ?静ちゃんはいないのかしら?」
「静音なら生徒会室」
「そうなの。ということは…2人きりね♡」
依頼者用と貼り紙のされたソファへと座る。
栗原は「柊也も」と手招きをした。
ということは依頼なのか?一応。
あまり近づきたくはないが、依頼なら仕方ない。
俺は反対側のソファへと腰かける。
「やーん。どうしてそっちに行くのよ、こっちに来て♡」
「嫌だ」
「来・て♡」
「嫌だ」
栗原は頬を膨らませながら、腕を組む。
隣に座るわけがない。
どうされるかなんて考えなくてもわかる。

