「………。暇だ」
次の日の放課後。
部活が始まり、早速静音は仁に連れ去られて行った。
勿論、生徒会の手伝いで。
そして俺は部室で留守番というわけだ。
部員が2人しかいないと不便だな。ほんと。
「しっずねー!!」
「ちょっと若。走らないでくれません?」
「俺様は静音に1秒でも早く会いたいんだ…っていない?しゅーやだけか?」
そしてまた早速来たのは一といつき。
今日は学園中、こいつらの話題で持ちきりだった。
大体の奴は「流石、本物の王子様だよね。かっこいい」といつきを指差し言っていたのだが…
現実、王子は一なんだよな。
「一ノ瀬さん。浅井さんはどちらへ?」
「生徒会室」
「生徒会室!?つーことは……」
「生徒会長さんがいますね。どうします?会いに行くんですか?」
「とても会いたいが…今日は諦めよう…くっ…」
とても悔しそうだ。
まじで仁に何をされたんだろうか。
「では、今日は俺らだけで部活を回りましょう」
「そうだな。じゃーな、しゅーや!」
「失礼しました」
やっぱりいつきの方がしっかりしてるし、どちらかというと王子っぽい。
つーか、そもそも本当に王子と側近なのかが疑問だ。
わざわざ日本に来て、なんで月桜なんかに転校して来たのか。
「こんにちはっ!せんぱーい♪…ってあれ?いっちー先輩だけ?」
次にやって来たのは宮井。
ここ最近よく見るようになったな。

