次の日。
集合した場所は昨日、飾りつけた講堂ではなく、なぜか屋上。
「ねぇ仁。なんで屋上なの?」
「さぁな。屋上に行けとしか言われてねぇし俺も知らん」
どうやら静音も仁もなぜ屋上なのかはわからないようだ。
「いっちー先輩、転校生って男なんですか?」
「多分」
そして宮井もなぜか一緒だ。
数分待つと、遠くからヘリの音が近づいてきているのがわかった。
「えっ…あ、あのヘリ段々近づいてきてない!?」
「いやいやまさか。んなわけあるか」
ヘリは俺らの待っている屋上の上で止まる。
物凄い騒音と風。
ヘリのドアが開いたと思えばすぐに男が出てくる。
「ちょっ…と、飛び降りてない!?」
「いやいやまさか。んなわけ…は!?」
「とぉぉおおおおおおおおっっう!!!!!!」
唖然。
着地した姿勢からぴくりとも動かない男に恐る恐ると静音が近づく。
その瞬間、足を抱え、ゴロゴロと転がり始めた。
すぐにヘリからロープが垂れ、また男が降りてくる。
「いってぇぇぇ痛いイタイいったいっっっ!!!折れたぜってー折れた!!!」
「あんなとこから飛び降りるなんてバカですか。…あぁバカでしたよね」
全く心配はしていないようだ。

