央のクラスの教室に入ると、たくさんの水槽が並べられていた。
色んな種類の魚。
教室の電気は消されていて、水槽からの明かりだけ。
「綺麗ですね」
「この魚ね、俺のクラスの皆が釣ってきたんだよ。まぁ大半は谷山って超釣り好きの奴が釣ったんだけど」
釣り好きに勿論名前は関係ないんだが…
谷山って…。
ただのネタな気がするのは気のせいか。
「あ、そうだ。央、静音が何組か知ってるか?」
「静音ちゃんなら1組だよ。確かメ…あ。やっぱ言わない」
「なんだよ」
「しおりなんて見ちゃ駄目だからね?1組いけば分かることだし、いってらっしゃい」
悠と吉野も首を傾げ、教室を出ると、言われた通りにしおりは見ずに1組へ。
たくさんの行列。
その最後尾に並ぶ。
「人気…なんですかね」
「何してるんだろうな…」
「見た感じ…整理している人達は制服ですからわかりませんね。僕達みたいに執事服とかわかりやすい格好していれば検討できるんですけど」
「ってか、お前ら着替えて来なかったんだな」
「いつ呼び出されるかわかりませんから。今日は人数少ないんで」
「なるほどな」
にしても、少し目立つ。
執事服を着た奴が行列に並んでる姿なんて違和感ありすぎ。
そして列は順調に流れていく。

