「で、どこから回るんだ?」
「静音先輩のクラスからです。吉野、しおり」
「あぁ、うん。はい」
悠は吉野からしおりを受け取ると、静音のクラスを探す。
そういや…あいつは何組だっけ。
俺と同じクラスじゃないってのは確かだけど。
「悠、静音が何組か知ってるのか?」
「知りませんけど…え?柊也先輩、知らないんですか?」
「知らない」
「知らないんですかっ!?なんで!?」
「なんでって言われてもな…」
不必要な情報だったわけだし…聞くわけがない。
いや、正確に言うと知っていたけど忘れた。
「吉野、お前は知ってる?」
「僕が知ってるわけないじゃん。あんまり話したことないのに」
「役立たず」
「えぇっ!?」
「とりあえず、ここ5組だし。順に進めばいいんじゃないか?」
「まぁ、そうですねー」
ということで4組へ。
この組で知ってる奴っていったら…
「昨日ぶりだね~柊也」
央しかいない。
「一ノ瀬先輩って副会長と友達なんだ?」
「あぁ…実は柊也先輩、生徒会を裏で操ってる」
「えぇっ……そうなの?そんな権力が…」
「だから柊也先輩に逆らったら退学とかに…」
「おい。デマを教えるな、悠。吉野も真に受けるな」
「ちぇっ…」
つーか、生徒会を操れるなら面倒な行事なんて中止とかにするし。

