裏生徒会部



ぼーっと座って。

人が来たら受付して。

どうこうしている内に…


「一ノ瀬~もう俺ら終わりやて。次の人に交代や」


交代の時間。

さて、何するかな。

凌久達は一度、自分達の学園に戻るって言ってたし。

部室で昼寝でもして…


「一ノ瀬~!一緒に回るで~♪」

「嫌だ」

「えぇっ!?なんでやねん!えぇやん、回ろ~!なぁ?」

「嫌だ」


なんでこいつと回らないといけない。

中西はしつこく誘ってくるが「嫌だ」としか言わない。

月森とかと回ってればいいのに。


「月森と回ってれば?俺を誘うな」

「だってなぁ、成は円ちゃんが来てるから円ちゃんと一緒に回るって」

「あーそう。それでも俺を誘うな」

「えぇやん!俺、一ノ瀬と回りた」

「にっしーと柊也様、発見です」

「凪ちゃんっ!?ななっ何…か、格好……」


振り向いていたのはメイド。

でも普段とは違う。

メイド服じゃなく、私服。

初めて見た。

静音を迎えにくる時とかも、普通にメイド服で来ているのに。


「あぁ…この服ですか?静音様に「今日だけはメイド服では来ちゃ駄目」と言われましたので」


まぁ、メイド喫茶とかしてるクラスもあるみたいだしな。

なくても普通にメイド服で来られたらこれだけの大人数いるわけだ。

何が起こるかわからない。


「凪ちゃん、か、かかっかわえぇ…」

「そうですか?まぁ、にっしーに言われても嬉しくないですけど」

「え…」

「っていうのは嘘です。っていうのも嘘で。まぁ、これも嘘。そして今のも嘘で…」

「わっわからへん…」


中西は混乱。

メイドは可笑しそうに笑っていた。


「さて、にっしー。案内お願いします」

「俺っ!?え、ホンマにっ!?」

「別に柊也様でもいいですけど。「嫌だ」と断られそうなので」


その通り。